BOSSのスイッチャーでは、選択しているナンバーボタンを再度押したときに、いろんなコントロールを設定できるカレントナンバー機能というものがあるようですが、HELIXでも同じようなことができました。
外部コントロールを増やせば簡単に実現できるのですが、やはり機材を増やしたくないという観点から検討を進めることにしました。
いろいろといじりながら探ってみると、定かではありませんが、こんな順序でパラメータがロードされているように思いました。
まず、スナップショットを切り替えると、まずスナップショットのパラメータで差異分をロードと同時にMIDI情報も送信。
次にバイパスアサインやコントロールアサインの差異分をロードと同時にMIDI情報も送信。。
まだ他に外部コントロールの設定をしていれば、順序は前後に入ってくるかも知れませんが、私の使う範囲ではこんなところです。
例えば、ソロ用スナップショットはディレイがかかっていますが、キメのときなどは完全にディレイ音を切りたくなるので、こんなときに使います。
コントロールアサインには、cc#82にディレイのMixを25%に設定して、G・MINORを押すとロングディレイオンと同時にMixを20%に落としています。
ロングディレイのバイパスアサインの写真は割愛していて、Mixも別に0%でも良いのですが、20%にしている意味は特にありません。
スナップショットのディレイMixは、0%にしておきます。
この状態で、スナップショットを選択すると、スナップショットに設定された0%がロードされた後にコントロールアサインのMin Valueで設定された25%がロードされ、結果的にMix値は25%となります。
この後、別に押さなくてもいいのですが、ロングディレイをオンにすると、コントロールアサインで設定したMax Value 20%がロードされます。
ちなみに、この状態でロングディレイをオフにするとオンにする前の状態に戻ります。
話を戻して、ここでカレントナンバーであるスナップショットを再度押すと、スナップショットに設定されている0%がロードされ、同一スナップショットであるためか、MIDI cc は送信されず、結果的にMix値は0%となり、ディレイ音は聴こえなくなります。
この「もどき」機能の欠点は、この例で言うところの0%になった後で、Mix値を再度25%にしたい場合は、別のスナップショットを選択した後、再度戻ってこのスナップショットを選択する必要があるところですね。
通常はないのですが、あるとすれば踏み間違えでしょうか。
それでも、スナップショットは音切れしないので、安心して2度踏みできますね。