ろめんの「てきと〜な話」

気が向いたら書いてます。

NOVA SYSTEMの導入

大阪での音楽活動が盛んになってきたにもかかわらず、ラックシステムでは何かと運用方法が大変なので新兵器の導入です(^^;;



今回の条件としては…
・出張キャリーに入れて電車で移動可能
・音はDG+G・MAJORの音に違いこと



この2点だけですが、クリアできる機材はほとんどありません(~_~;)



そこで候補となったのが、TCのNOVA SYSTEMです(*^_^*)



NOVA SYSTEMがいい音なのは世界的に有名なのですが、一般的な使い方でないので厄介です(^^;;



…というのも、野呂さんの真似をしてラインにつなげるようになってからは、スタジオのアンプがなんだ?とかの心配をしたことがなく、いつでも気にいった音が出せることを知ってしまったので、やめられなくなってしまいました(^^;;



きっと邪道なんでしょうがやめらません\(//∇//)\



最近安く出回っているので購入して、さっそく設定をしてみました。



とりあえず、いろいろといじって気付いたところをピックアップすると…



気に入ったところ

1:G・MAJORに近い音
パラメータが少なかったり、少し、ん!?(・_・;?…ってところはあれど、TCの高品位な音が出ます(((o(*゚▽゚*)o)))



2:フットスイッチの操作を良く考えて作られている
いや〜ホント全然足りないと思っていましたが、設定次第で十分です(*^_^*)



3:フットタイプで持ち運びに便利
DG-STOMPと合わせることになってもラックやエフェクターケースと違って出張キャリーに入るというのが素晴らしい(((o(*゚▽゚*)o)))



4:DG-STOMPと組み合わせると野呂さんっぽい音が出る
まあ自分なりにそう思ってるので、それでいいんでないかい\(//∇//)\



気になるところ

1:スピーカーシミュレータの効きがイマイチ
残念ながらライン直は無理ですね(T . T)
対策としては、3つあります。

・シミュレータOFFでアンプのインにつなげる。
これだと、せっかくのステレオ効果が使えません。

・シミュレータONでリターンにステレオでつなげる。
これはとてもいい感じの音が出ます。

NOVA SYSTEMはプリアンプ的に使って問題ないとTCのサポートが回答してくれたので、この接続方法はアリなんですね。

ただスピーカーシミュレータONにするのは意味がよくわからないのですが、ONにするといい音が出る気がします。

・DG-STOMPをプリアンプとして使う。
この方法は当然ながら1番いい感じで、DG+G・MAJORよりも歪みの音自体は良く聴こえます(*^_^*)

ただこの接続方法でもDGとNOVA両方のスピーカーシミュレータをONにしないとデジタル臭さが残ります。

こうなると、もはや歪みの違いではなくスピーカーシミュレータの違いで良い音にも悪い音にも聴こえるのではないかと思ってきました。

だったら素直にアンプにつなげって話なんですが…(^^;;



2:SPDIFがなくたった
【以前の仕様】

【現在の仕様】

私のはさらに、このSPDIFのネジすらなくなっているので、最近安く出回っているのは回路も変更になって安価なパーツを使っての仕様に変更したのではないかと疑ってしまいます(・_・;

…というのも、以前の仕様の中古で試奏したことがあるのですが、スピーカーシミュレータの効きがもっと良かった記憶なんですね(´・_・`)

TCに問い合わせても何も仕様変更していないと回答され、SPDIFの話を出したら「あ〜そうなってますね〜」という回答。

片方からでもステレオアウトだった仕様についても、「一部そういう仕様の物がありました」という回答…(´・_・`)

実際のところは、個体ごとに音を聞いて確認しないと細かい仕様変更があるのかもしれません。

ちなみに最近のG・MAJOR2もSPDIFがなくなったと楽器屋さんが言ってましたね。

DG-STOMPと接続するなら、A/D-D/A変換が減るので、このI/Fは残っていて欲しかったですね。

でも不思議なことにG・MAJORとの接続でSPDIF接続したことがあるのですが、何故かアナログ接続の方がいい感じだったと記憶しています。

…なので、この点もとりあえずクリアです(*^_^*)



3:プログラムチェンジ後の出音の立ち上がりが遅い
プログラムチェンジはスイッチから足を離したときに送信するので、それは慣れるとして、チェンジ後の立ち上がりはG・MAJORと比べるとプロセッサ性能が低いのか、かなり遅めですが仕方ないんでしょうね(^^;;

回避方法は、当たり前なのですが、パッチのパラメータ(特にエフェクトの種類)を極力合わせたりルーティングロックするとだいぶ回避できます(*^_^*)

MIDIで制御すると若干早いという噂もありましたが、私には差がわかりませんでした(^^;;

コーラスとフェイザーをパッチで入れ替えたかったりするのですが、頻度が低いことから諦めて、DG-STOMPのフェイザーを使うことにしました。



4:ダイレクトに変更できるプログラムが3つまで
全然足りないと思っていましたが、意外にも設定次第で足りることがわかってきました(((o(*゚▽゚*)o)))

感覚的にはクリーンと歪みのループを作ったコンパクトエフェクターのシステムみたいな使い方ですね。

あっ、全然表現力不足で伝わらないですね( ̄◇ ̄;)

パッチはバッキングやソロのデフォルトエフェクトの設定を考慮したクリーンと歪みの使い分けにして、空間系エフェクトのON/OFFをするみたいなかんじです。

手前の1.2.3のボタンでプログラムチェンジします。
その他のボタンは各エフェクターのON/OFFです。
バンク変更もできるのですが、演奏中に操作をミスると焦るので、極力3つのボタンで完結できるようにしました。




5:フットボリュームで雑音が出る
TCのサポート回答によると、パラメータの急激な変化でプロセッサが対応できずにノイズが発生するとのことでした(´・_・`)

ボリュームペダルやDG側でボリュームコントロールしてもインのレベルが変化するのが良くない気がして対策案から削除。

当然MIDIのCCから変化させても同じだったし、歪みでしか使わないことが多いので、潔く諦めることにしました(^^;;

だったら直接NOVAのボリュームに接続すればいいのですが、ROLANDのEV-5ではパラメータ変化が急激過ぎて上手くボリューム制御できません。

そこでDG側でMIDI制御すると滑らかに遷移するのでDG側に接続するはことに決定しました(*^_^*)



6:モディファイア機能がしょぼい
パラメータが一つしか選べないし、 ペダルを増やすのは嫌なので、これも諦めます(*^_^*)



7:MIDIマージされてしまう
マニュアルにもそう書いてありましたので、そう思って使いこなします(^^;;
双方向でMIDI制御するので、DG側のMIDIマージをOFFにしてループを回避(*^_^*)



8:固まるときがある
設定時に激しく操作した場合なので、ゆっくり操作するよう心掛けて回避です(^^;;



…ということで、気になる点は、とりあえず回避できました(*^_^*)



実際にスタジオで使用するまでとしては大満足ですが、この後はいかに…(*^_^*)